現在栽培されるカンナの園芸品種は、ダンドクやその他いくつかの種が交配に用いられてできあがったものであり、食用となるカンナに対して「ハナカンナ」と呼ばれる。ダンドクはコロンブスのアメリカ大陸発見後、最も早くヨーロッパに導入された植物の一つで、16世紀にヨーロッパにもたらされた。日本は江戸時代初期には既に渡来しており、現在では薩南諸島から沖縄に帰化している。
カンナ科カンナ属は熱帯アメリカに広く分布し、約50種が知られている。カンナの育種は19世紀中頃から始まったといわれるが、その経緯はよく分かっておらず、現在観賞用に栽培されている園芸品種は、ダンドクを中心にいくつかの種の交雑の結果できあがったものと考えられている。 |