全国どこにも咲いている「すみれ」。取り立ててここに載せるような特別な理由もないが、芭蕉の旅を追っているうちに、なぜか「すみれ」に心がいってしまった。
山路来て 何やらゆかし すみれ草 松尾芭蕉、42歳の作です。
パンジ−やビオラなど色鮮やかな花にない弱々しいような、枯れてしまいそうな、風に吹き飛ばされそうな野に咲くすみれはいつも寄り添っている。
鼻紙を 敷いて座れば 菫(すみれ)かな 小林一茶
春の野にすみれ摘みにと来し我ぞ野をなつかしみ一夜寝にける 山部赤人
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