サボテン・多肉植物には、漢字で付けられた名前が多く見らる。これは園芸名と呼ばれるもので、次の3つのパターンに分けることができる。
1.学名の意味を翻訳したもの
神刀(しんとう) Crassula falcate (falcateはラテン語で”鎌状の”という意味
玉杯(ぎょくはい) Umbilicus rupestris (rupestrisはラテン語で”へそ”の意味。葉の中央が深くくぼむことから。
2.学名の音をとったもの
大津絵(おおつえ) Lithops otzeniana (リトプス オツェニアナ)
擬宝珠 (ぎぼうしゅ)Cheiridopsis ibbosa (ケイリドプシス ギッボサ)
3.容姿のイメージを表したもの
月兎耳(つきとじ) Kalanchoe tomentosa (ウサギの耳のような白い毛を持つことことから)
紅提灯(べにちょうちん) Kalanchoe manginii (提灯状の赤くうつむいた花を咲かせることから)
いずれも、海外からもたらされたものを、日本人にわかりやすく紹介しようとした先人たちの知恵と努力が感じられる名前です。 |