青崩峠(国道152号)は、遠州と信州の国境にあって古くからある信州街道(秋葉街道ともいう)の峠である。この峠は昔から海の幸や山の幸が馬や人の背によってこの峠を越して運ばれたことから「塩の道」ともいわれている道である。旧街道「塩の道」の最大難所であった。
また、戦国時代、武田信玄の軍勢が南攻のためこの峠を越えたと伝えられ、近世には多くの人々が信州、遠州、三河の神社・仏閣に参詣するためにこの峠を越した。
近代においては、可憐な少女達が製糸工女として他郷で働くために越した峠でもあり、多くのロマンと歴史を刻む峠である。
峠は標高1082m。国道152号線は青崩峠で行き止まりの幻の道だったが、三遠南信道の「草木トンネル」が出来て南信濃村(現在は合併して飯田市となる)へ行くことができるようになった。遠景の山々が信州である。峠周辺は、中央構造線による破砕帯になっている。 |