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出雲大社は、縁結びの神として崇められてきた古社で、大国主神を祀る。伊勢神宮の神明造りとともに日本で最も古い神社建築である大社造りである。正面の拝殿には、目を見張るような大しめなわがある。拝殿の奥が大国主神を祀る出雲大社本殿(国宝)になる。本殿は、瑞垣・玉垣に囲まれていて、瑞垣(みずがき)の門を八足門といい普通はここから拝する。瑞垣の外にそって右に行くと長い社殿があり、これを東の十九社、左にあるものを西の十九社という。
旧暦の10月11日から17日まで、全国の神々が出雲大社に集まり、いろいろな神議りをされる。その神々の宿舎となる社殿である。この月のことを出雲以外は神無月といい、出雲では、神在月と呼んでいる。
平成11年から実施された発掘調査において、3本の柱を束ねた巨大な柱が発見された。古代の出雲大社の巨大さが想像される。なお、出雲大社のお参りの作法は、「二礼四拍一礼」となっている。 |
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平成20年(2008)から60年ぶりとなる「平成の大遷宮」が行われた。天皇陛下の御下賜金、皇族方の大遷宮遷座祭神饌料。 |
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東の十九社、西十九社は、神在月(11月)に出雲大社に集まられた神々の宿となる社。本殿の東西にあり、神在祭の期間は扉が開かれている。訪れた時はます。その時期ではなかったため門は閉じられていた。
○東の十九社
<神魂伊能知比売神社(天前社)>(かみむすびいのちひめのかみのやしろ(あまさきのやしろ))
瑞垣の内、御向社(みむかいのやしろ)の東側に並び鎮座する。祭神は、蚶貝比売命(きさがいひめのみこと)と蛤貝比売命(うむがいひめのみこと)の二柱である。この二柱の神は大国主大神が神々による多くの試練を受け、大火傷を負われた時に、祖神の命により治療看護に当たった女神です。女神たちの看護によって大神は健やかに姿に蘇られ、女神は「看護の神」と称えられている。
ここは、東の十九社で、社は垣根の内側にあるので外側からではその全体は見ることはできない。 |
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○西の十九社
大国主が鎮まる本殿の正面は南向きですが、殿内の御神座は西向きなため、ここは丁度本殿の位置になる。古来より参拝の際には御神座の正面であるこの場所から拝礼している。
<神魂御子神社(筑紫社)>(かみむすびみこのかみのやしろ)(つくしのやしろろ))
瑞垣の内、御本殿の西側に接して御鎮座する。祭神の多紀理比売命(たぎりひめのみこと)は、天照大神(あまてらすおおかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)が天安河(あめのやすかわ)を中にして御誓約をなされた時にお生まれる。三女神のうちの第一の女神です。福岡県宗像の沖ノ島にお祀りされる女神で、大国主大神との間に味耜高彦根神(あぢすきたかひこねのかみ)と下照比売命(したてるひめのみこと)をお生みになった。 |
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昭和38年(1963)に新築された拝殿。ご祈祷や奉納行事などもここで行われる。しめ縄が一般の神社とは左右逆になっている。 |
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出雲大社の神域の荒垣正門にたつ銅の鳥居は、寛文6年(1666)毛利輝元の孫・毛利綱広の寄進による。 |
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神馬と神牛の像。牛は、学力向上。馬は、子宝祈願を願っているのか。菅原道真を祀る天満宮が出雲大社にある。 |
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お守所。背後の社は本殿。 |