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明治23年(1890)、東山山麓に完成された。琵琶湖疏水に続く、分線沿いの桜並木約1.8qの散策路、これが「哲学の道」です。
近隣には、銀閣寺をはじめ法然院・若王子神社・永観堂・南禅寺など、著名な社寺が点在し、京都の伝統的な歴史や文化が今も尚息づいている。
昭和43年(1968)、地元住民の熱意あふれる環境保全整備の声に京都市がこたえ、哲学の道として整備された。以来地元住民や水道局による清掃や保全整備が図られており、春の桜、初夏のホタル、秋の紅葉と四季折々に市民の散策路として喜ばれている。 |
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「哲学」とは、古代ギリシャ語”フィロ・ソフィア”の日本語訳で、元々は「知を愛する」という意味でした。
哲学者・西田幾多郎(1870〜1945・京大教授)もまた、知を愛する人でした。彼は、西洋哲学(プラトンからヘーゲルまで)を徹底的に研究した。西田博士は、研究・講義・読書のあい間をみては、銀閣寺疏水べりの道を毎日のように散歩をしていた。やがて、彼の弟子たちも彼のまねをするようになった。これを知った経済学者・黒正巌が、彼の散歩道を「哲学の道」と名付けた。 |
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