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観音寺のシダレザクラは、エドヒガンの品種。樹齢:推定200年、樹高13m、胸高:2.86m(昭和46年時点)戦国時代の観音寺開山を記念して地元の檀家が植えたものと言われている。
<観音寺>
当寺の開基は二説あり、寺社記録抄(石井本)によれば吉田村「真言宗妙法山成就院観音寺」という。
・開基:天文三甲午年(1534) 宥順和尚
・境内:東西8間、南北21間
・観音堂:一宇 永禄元戌午年造之(1558)
・愛宕権現一社
「延宝本」には、「吉田村真言宗明法山成就院観音寺、元亀三年沙門宥順開基延宝七年まで百八年云々」とある。
また(故)青柳兼三記録抄によれば、正親町天皇元亀三年(1572)の開山にして「宥順」の開基とあり。享保書上の天文三年(1534)よりは、38年の後になる。寛永20年(1643)以前と、正保3年(1646)迄と、享保20年(1735)代に吉田と三川又との境界論争や那珂川流域の変遷により当寺は、安永年間(1772〜1780)の頃、東の那珂川に近い所から現在地に移築された。現本堂は、昭和10年(1935)9月21日に再建されたものである。境内には(墓地等とともに約1,500u)榧(かや)の大樹と枝垂れ桜が往時をしのばせている。 |
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