水上温泉のいわれは、水上観光協会・水上温泉旅館協同組合のHPには、下記のように掲載されている。
『温泉街(湯原)のお湯の源泉は、現在の「旅館 藤屋」の崖下にある利根川の右岸の中腹に湧くお湯でした。このお湯を崖の上まで引き上げたことについては2つの伝説があります。
永禄6年(1563)の頃、湯原の建明寺の二代目住職の海翁和尚は、ある秋の日利根川沿いに崖から白い湯煙が見えました。怪しんでよく見ると、洞穴から熱湯がこんこんと湧き出していました。喜んだ海翁和尚は恵みの湯を衆生のために活かそうと考えました。しかし、どうやって崖の中腹から地上に上げるか悩みます。まずは粘土で岩の割れ目を塞ぎ、お湯上に上げるように工夫をしましたが失敗してしまいました。そこで、仏の加護にすがろうと思い読経をし、粘土の中に小石を混ぜ、その小石に経典の経文を書き積み上げることを見事に成功させ、お湯は地上に引かれたといいます。
もうひとつの説は、四百余年も昔、1人の旅僧がこの村を訪れた。僧は利根川の崖から湯煙の立とのを見て、石を重ねて3年近い歳月を費やし、ついに地上に引き上げることに成功しました。お湯の出た8月のある日、僧を泊めていた家の家主が戸を開けると軒下に一足のわらじが朝露に濡れていて、僧の姿は見えず行方もわからなくなったといいます。』 |