かってのアマリリスは花弁がユリのようになっていて、朱色に白いすじが入ったものが多かったが、現在は丸弁で、巨大輪が目立つ。花の色は、白、赤、ピンク、緑にライム系と様々あり、八重咲きや、葉の中心線に白い筋のはいるものもある。他の花も同様だが、品種改良が進みこれもアマリリスかと思ってしまうほど多種多様である。
<一重のアマリリス>
イギリスで誕生した巨大輪丸弁アマリリスの流れをくむグループで、一般に広く流通しているのはこのタイプです。オランダで最も多くの品種が作出されている。まっすぐに立ち上がった太い茎の頂点に数個の花を散形につける。
<八重のアマリリス>
雄しべや雌しべが弁化したグループで、多くの品種は一重咲きと同様に花は大きく、全体として豪華な印象になる。このタイプの品種育成には日本人育種家の三宅氏や小森氏が世界に先駆けており、中でも三宅氏の育成品種は国内外で広く流通している。
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