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現在栽培されるカンナの園芸品種は、ダンドクやその他いくつかの種が交配に用いられてできあがったものであり、食用となるカンナに対して「ハナカンナ」と呼ばれる。ダンドクはコロンブスのアメリカ大陸発見後、最も早くヨーロッパに導入された植物の一つで、16世紀にヨーロッパにもたらされた。日本は江戸時代初期には既に渡来しており、現在では薩南諸島から沖縄に帰化している。
カンナ科カンナ属は熱帯アメリカに広く分布し、約50種が知られている。カンナの育種は19世紀中頃から始まったといわれるが、その経緯はよく分かっておらず、現在観賞用に栽培されている園芸品種は、ダンドクを中心にいくつかの種の交雑の結果できあがったものと考えられている。 |
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カンナの改良は19世紀中頃にフランスで大きく進展した。初期のものは高性品種が中心で、中には高さ3m以上になるものもあった。その後アメリカ産の野生種も交配種に加わり、耐寒性が強まると同時に、花色は豊富で草丈は低くなり、カラーリーフタイプも誕生した。19世紀になるとイタリアで育種が進み、より大輪で強勢多花の系統が作出されるようになった。一方、アメリカでも黄色系品種が誕生するなど、世界各国で多くの品種が作出された。
フランスやイタリア、アメリカなどで改良が進んだ結果、以前はそれぞれの系統が特徴的であったためフレンチカンア、イタリアンカンナなどと呼ばれて区別されていたが、現在では系統間でも交雑が進み、区別が難しくなったためそのように呼ばれることはなくなった。現在では高性、わい性が区別される程度です。(説明板より引用) |
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このカンナは、名古屋市のワイルドフラワーガーデン「ブルーボネット」で見かける。
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