サクラソウ科シクラメン属。冬の鉢物として人気があり広く定着している。花色、花形は、毎年増えている感じで、より多様化、多品種化している。開花期間は、10月ごろから春先まで咲き続ける。
和名は「かがりびばな」で、その由来は、歌人の九条武子がシクラメンを見て、赤い花びらが反りかえって咲く姿がかがり火に似ているから「かがり火のよう」と言ったことから、牧野富太郎が「かがりびばな」とつけたそうです。シクラメンは、別名というか、かつては「ぶたまんじゅう」と言われていた。面白い命名です。ぶたまんじゅうとは、球根を豚が食べる(餌)ということです。
久保田万太郎 |
シクラメン 花のうれひを 葉にわかち |
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