 |
|
 |
|
 |
|
前年度のシャーシMP4/5に改良を加えたMP4/6Bに、燃焼の安定化などの見直しを施した発展型V10エンジンを搭載。シーズン当初は半円型のエアトンネルを連ねた”バットマン・ディフューザー”を装備して話題を呼んだ。この年加入したゲルハルト・ベルガーとアイルトン・セナのコンビでコンストラクターズタイトルを獲得した。
セナはフェラーリに移籍したアラン・プロストと激しいチャンピオン争いを繰り広げながら6勝を挙げ、2度目のドライバーズタイトルに輝く。マクラーレンホンダは’88年から3年連続のダブルタイトルを成し遂げた。
エンジン |
水冷4サイクル V型10気筒 DOHC 4バルブ 3,498cc |
最高出力 |
650PS以上/12,000rpm |
|
|
|
|
昭和62年(1987)にF1全16戦のテレビ中継がスタート。また鈴鹿サーキットで初となる日本グランプリの開催や、日本人初のフル参戦ドライバー・中嶋悟の誕生といった話題が、日本人の関心を徐々に高めていった。
昭和63年(1988)にはマクラーレンホンダが16戦15勝を挙げる活躍を見せ、自身初のドライバーズチャンピオンに輝いたアイルトン・セナというヒーローが誕生した。
その後もバブル景気を背景に日本企業が続々とF1チームのスポンサーに名乗りを挙げるようになると、平成2年(1990)には人気のピークに到達。日本グランプリ決勝には14万人の観客が詰めかけ、ゴールデンタイムにテレビで放送されると、その結果は翌日の職場や学校で話題にのぼるなど、F1ブームはまさに社会現象となった。 |
|
|