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<サン・フェリーペ>
この船は全長が約63mで、三層甲板に大砲108門を搭載するスペインにおける第1級戦列艦として1693年に建造された。その姿が美しく、特に船尾の回廊彫刻が豪華です。当時17世紀末スペインはイギリス、フランスとの間でカリブ海、南アメリカにおける領土について絶え間ない争いが続いていた。
サン・フェリーペはこれら植民地の保護と財宝輸送の海上保護等の任務を帯びていた。しかし、1705年イギリスとの間でスペイン船12隻、イギリス艦隊40隻の大海戦でスペインは敗れ、サン・フェリーペは多くの財宝と共に沈没した。船籍:スペイン。年代:1693年。 |
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<ハーフムーン>
北アメリカ大陸のハドソン川、ハドソン海峡、ハドソン湾地方にその名を残すイギリス人の探検家ヘンリー・ハドソンが乗船したオランダの帆船。船籍:オランダ。年代:1609年。 |
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<ロイヤル・キャロライン>
英国王室のヨットとして1749年に建造された。一般的にジョージ二世のヨットとして知られている。王室が公式行事やプライベートクルージングを楽しむ船だけあって全体が豪華で美しい装飾がなされている。1801年には世界一周の航海も果たしている。船籍:イギリス。年代17世紀。 |
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<千石船>
菱垣廻船は元和5年泉州堺の商人が紀州より250石積みの船を借り受け、大阪と江戸との日常物資を運搬したのが始まりです。江戸時代(19世紀)には帆船の大型化が進み千(1000)石積の帆船が数多く製作され通称千石船と呼ばれるようになった。 |
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<カティサーク>
第2次世界大戦中のロンドン爆撃にも生き残り、19世紀から現存する唯一の「クリツパー型」帆船で、その速度と美しさにおいて帆船時代最後を飾る帆船であるといわれている。中国の紅茶をロンドン市場に運ぶ好敵手のサーモピレー号と快速を競ったことでも有名です。
英国・グルニッジの乾ドッグに保存されていたが、残念なことに2007年補修中の火災により全焼した。その後復元され、2012年から再公開された。船籍:イギリス。年代1869年。 |
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<初代日本丸>
旧・日本丸は、昭和5年(1930)3月神戸の川崎造船所で建造された。船体は鋼製、帆船形式は4本マストのバーク型で補助機関として600馬力のディーゼル機関2基を装備している。現在は横浜メモリアルパークで余生を送っている。(船模型はいずれも京都帆船模型倶楽部員の作品です。撮影許可済み) |