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かもめの水兵さん 横浜港・山下公園   横浜市中区
背後は氷川丸
かもめの水兵さん
背後は氷川丸
 作詞者・武内俊子さんは昭和8年の秋、ある日このメリケン波止場から船で布教のためハワイへ旅立たれる叔父さんを見送りに来られた。それはよく晴れた日の午後のことで桟橋一帯に白いかもめがたくさん飛びまわり、それが折からの夕陽に映えてとても美しく印象的だった。この童謡はこのときの光景を描いたもので横浜港は「かもめの水兵さん」の発祥地である。
 作詞者 武内俊子さんは明治38年、広島県三原市に生まれ、県立広島高等女学校を卒業後、大正14年秋上京して家庭の人となった。4児の母として育児のかたわら数多くの童謡、童話を書き残したが、昭和20年4月7日、41歳で東京世田谷、三軒茶屋の自宅で病没した。菩提寺は広島市江波町慈仙寺にある。
 作曲者 河村光陽さんは明治30年、福岡県赤池町に生まれ、小倉師範を卒業し、上京後昭和11年からは童謡の作曲に専念した。武内さん作詞の「船頭さん」「リンゴのヒトリゴト」も作曲したが、昭和21年12月、他界した。菩提寺は東京文京区の吉祥寺にある。山下公園・氷川丸の係留地近くに歌碑がある。 

「 かもめの水兵さん 」

かもめの水兵さん ならんだ水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波にチャプチャプうかんでる

かもめの水兵さん かけあし水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波をチャプチャプ越えてゆく

かもめの水兵さん ずぶぬれ水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波でチャプチャプおせんたく

かもめの水兵さん なかよし水兵さん 白い帽子 白いシャツ 白い服 波にチャプチャプ揺れている

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