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<銚子塚古墳附小銚子塚古墳> 国指定史跡
天竜川を臨む磐田原台地の縁部に造られている。横からみた形が酒を入れる銚子を伏せた形に似ていることから、この名前が付けられた。周辺には10基の古墳が点在しており、それらを含め「銚子塚古墳群」と呼んでいる。
| 名称 |
墳形 |
長さ |
前方部 |
後円 (方) 部 |
| 高さ |
長さ |
高さ |
径(長) |
| 銚子塚古墳 |
前方後円墳 |
108 |
4.5 |
50 |
8.0 |
60 |
| 小銚子塚古墳 |
前方後方墳 |
46 |
2.7 |
19 |
5.0 |
27 |
(単位:m)
銚子塚古墳は、県下3番目の大きさであり、この地方を代表する前方後円墳です。 後円部の北から東側にかけて周堀がきれいに残っている。
明治時代に後円部の中心が掘られ、地表下3mのところで、朱の付着した円礫が約3m四方に積まれた場所から、日月銘三角縁獣文帶三神三獣鏡、巴形銅器、銅鏃2点が出土しており、うち鏡は東京国立博物館に所蔵されている。三角縁神獣鏡は、直径17.0m、「日」「月」の銘が鋳出されている。同じ文様の鏡が、岐阜県坂尻1号墳と山梨県大丸山古墳から出土している。 |
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| 小銚子塚古墳は、県下に5例しかない前方後方形をした特徴的な古墳です。前方部の北から東側にかけて周堀がみられますが未調査であり、内容ははっきりしていない。両古墳ともに4世紀に造られ、この地方を治めた首長の墳墓と考えられている。 |
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