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京見塚古墳の周堀を一部拡幅して作られた埴輪窯が2基発見され、うち1基を調査した。中からは焼台として使用された礫が数十個見つかった。この窯は焚口を周堀底面(南側)に、煙り出しを周堤部((北側)に設けている。焼かれた埴輪は京見塚古墳の表面に並べられたり、古墳の周囲に棺として置かれたりした。
窯とその製品が使われた場所がわかる珍しい例で、東海地方で初めて発見された埴輪専用の窯として重要です。模型は実物大であり、天井窯壁の一部を推定復元して作られている。
全長5.5m、最大幅2.0m、床面の傾斜角は14度を測る。窯の内部は多量の焼土や灰で埋まっており、その中からは埴輪の破片が数点みつかった。 |
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