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御油の松並木 東海道  愛知県豊川市
御油宿の松並木
御油宿の松並木 御油宿の松並木
御油宿の松並木 御油宿の松並木
 御油の松並木は、江戸時代の初め、慶長9年(1604)に東海道の並木として御油・赤坂宿間に整備され、幕府によって管理されていた。
 明治に入って宿場制度が解体され、管理の所在がはっきりしなくなったが、地元御油町で管理を続けてきた。
 その後、太平洋戦争のため全国的に多くの松が燃料として切り倒されていることを憂慮し、御油町の人たちが並木を存続させるため、天然記念物指定を受ける働きを行った。その結果、「東海道の松並木として代表的なもの」という理由により、昭和19年(1944)11月7日に国指定天然記念物となった。
 昭和47年(1972)には、御油松並木愛護会が発足し、昭和50年(1975)に大規模な松の補植が行われた。また、定期的な見回り、清掃や下草刈など継続的な保護活動によって、御油の松並木は江戸時代の並木景観を現在もなお留めている。
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