写真紀行・旅おりおり トップページへ 写真紀行・旅おりおり : 旅先で撮影した景色、建築、史跡、祭、風物等の写真と動画
 <過ぎし日の記憶を巡る写真紀行

 印象深い景色
坂道 灯台
横丁・小路
街角 通り
温泉
 史 跡
街道 史跡
遺跡 人物
奥の細道 墓地・終焉地
Play Back 城・城跡
 建築・構造物
歴史的建造物 先端建築
神社
教会
漁港 垣根
 自 然
池・沼・湿原 海岸
 産業・交通
伝統・地場産業 バスターミナル
自動車・バイク
国内線 道風景
航空機
 四季の景色
棚田 桜紀行
春景色 夏景色
秋景色 冬景色
 歌の舞台・祭・他
歌の舞台 祭・イベント
夜景 テ−マパ−ク
趣味悠々 食紀行
日曜画家  
 管理人
管理人備忘録 リンク集
袋町小学校平和資料館 爆心地から460m   広島県広島市
袋町小学校平和資料館
 爆心地から460mの位置にある袋町小学校は、原爆によって大きな被害を受けた。当時、多くの児童は疎開により被災を免れていたが、残っていた児童のほとんどが一瞬にして命を失った。
 また、木造校舎はすべて倒壊・全焼し、唯一鉄筋コンクリート造だった西校舎だけが外郭のみ原形をとどめた。その一部が当資料館です。
 西校舎は、被爆直後から被災者の救護所として利用された。その時、被爆者の消息を知らせる「伝言」が壁面に数多く記され、現在も残っている。「伝言」は、当時の惨状を伝える貴重な資料です。
 当資料館では、被爆建物として西校舎の一部を保存し、「伝言」をはじめ袋町小学校の残された被爆資料を展示するとともに、被爆直後の学校の様子を紹介している。
被爆により外郭のみを残した西校舎 立町方面から見た被災した袋町国民学校
 昭和20年(1945)8月6日は、朝早くから強い日差しが照りつけていた。午前8時15分、人類史上初めての原子爆弾が投下され、広島市の中心部、島病院上空の580mで炸裂した。
 被爆面積は、全市の70%、焼失面積は、全市の40%。急性障害が一応おさまった昭和20年(1945)12月末までに14万人(広島市推計)が死亡した。
 当時の袋町国民学校は、南・北校舎のほとんどが防災委のため引き倒され、北校舎西側2教室と講堂、そして西校舎だけが残っていた。被爆によって西校舎以外の木造建物はすべて倒壊。全焼した。鉄筋コンクリート造3階建てだった西校舎は外郭だけ原形をとどめていたが、3階の柱は折れ、窓枠も吹き飛ばされたり湾曲したりし、燃えるもの一切が消失した。
袋町小学校平和資料館・被爆により壊れた扉と窓 袋町小学校平和資料館・炭化した「木れんが」が残っている壁
被爆により壊れた扉と窓
 ここから25m南の位置にあったもので、被爆時の衝撃による傷跡が残っている。西校舎の解体に伴い、切り取って移設、保存した。
炭化した「木れんが」が残っている壁
 木れんがとはコンクリート面に木材を取り付けるための木片のことで、この壁は、図書室(解体前)の腰板壁の裏から見つかったものです。この木れんがは。被爆時の火災によって炭化したものと思われる。
袋町小学校平和資料館 袋町小学校平和資料館
 被爆の時に袋町国民学校にいたほとんどの児童が一瞬で命を失ったと思われていた。ところが、昭和42年(1967)から広島大学原爆放射能医学研究所が続けてきた「原爆被災全体像調査」の過程で、生存者がいたことが分かったのです。
 それは、その時たまたま西校舎の地下室にいた3人の児童です。鉄筋コンクリート造だった西校舎の、さらに深さ3m、天井の厚さ20〜30pの地下室だからこそ起きた奇跡といえる。
 一人(Aさん)は、登校してゲタ箱のあった地下室に入った瞬間に、また一人(Oさん)は、はだしでグラウンドにいたため、地下室に運動靴を取りに行き、戻ろうとした階段の途中で、そして、もう一人は、ゲタ箱で運動靴に履き替えていた時に、被爆したのだった。
袋町小学校平和資料館・患者村上の文字が記載されている柱 袋町小学校平和資料館・爆風により吹き飛ばされたという太鼓
患者村上の文字が記載されている柱
 上左画像は、被爆直後に救護所として使用されていた部屋の柱の一部を切り取ったものです。村上姓の患者が救護所にいたことが述べられていた原爆体験記があり、その筆者(患者の夫)の長女から、「患者村上」は自分の母のことではないかと申し出があった。
爆風により吹き飛ばされたという太鼓
 爆風により運動場に吹き飛ばされたといわれている太鼓。西校舎の廊下に置いて始業・終業などの時を報せていた。
袋町小学校平和資料館・「伝言」
 被爆から2ヶ月後の昭和20年(1945)10月に文部省(現・文部科学省)の学術調査団が撮影した写真により、西校舎内の壁面が「伝言板」として使われたことは分かっていた。
 被爆後、西校舎は、改修や補修を行いながら使用したが、老朽化が著しくなったことから改築し、一部を被爆建物として保存することになった。
 保存方法の検討に際して、平成11年(1999)3月、写真に撮影された1階階段の南側壁面の漆喰の一部を剥がしたところ「寮内」の文字が見つかった。漆喰の下にも今もなお伝言が残っていることがわかったのであった。
 このため、西校舎全体について本格的な調査を実施した。その結果、児童館(解体前)として使用されていた教室の黒板裏の壁面にチョークで書かれた伝言文字が見つかったことなどから、保存計画の見直しを行い、当初予定していた保存範囲を広げ、「袋町小学校平和資料館」として整備した。
袋町小学校平和資料館・「伝言」 袋町小学校平和資料館・「伝言」
袋町小学校平和資料館・「伝言」 袋町小学校平和資料館・「伝言」
 これらの伝言は、煤(すす)が付いた壁の上にチョークで書かれたもの。その後漆喰が塗られ、チョークや煤は漆喰に吸収されたが、チョークの下にあった煤の部分が文字として残ったものと思われる。(画像と解説は袋町小平和資料館の展示物から引用)
北海道
網走監獄 正門(煉瓦門) 旧正門 鏡橋 赤煉瓦外塀の煉瓦
配置図 看守控え室 舎房・中央見張所 ニポポ
教誨堂 作業場 事務庁舎 監獄歴史館
食堂 職員官舎 炊場 網走刑務所水門
耕耘庫 稲架掛け 鍛冶作業 正月特別献立
懲罰房 独居房 浴場 野作業
二見ヶ岡刑務支所 面会人待合室 庁舎 外役所正門
二見湖畔神社 網走刑務所裏門 哨舎 二見湖畔神社
講堂 刑務所の中 撮影場 網走刑務所の歌
小樽 裕次郎ホーム 旧手宮線・色内駅 小樽運河
日本最古のコンクリ電柱 サッポロビール博物館 北の国から 旧神居古潭駅
東北
東日本大震災 田老の大防潮堤 石ノ森萬画館 女川の津波被害
チリ地震津波
関東
東京 東大・安田講堂 駆逐艦の錨 原首相遭難現場 浜口首相遭難現場
戦艦陸奥の主砲 かこい(犬屋敷跡) 二重橋飾電燈 東京駅警備巡査派出所
2.26事件 本郷菊富士ホテル跡 戦災の証言者 皇居正門石橋飾電燈
赤坂離宮正門哨舎 瓦斯灯 泰緬鉄道C56 旧新橋停車場
鉄道寮新橋工場 北里研究所 日本赤十字社中央病院 宗教大学車寄
東京駅赤レンガ駅舎 東洋女子歯・医専門学校 ナヒーモフの主砲 萩の舎跡
神田上水路 本郷喜之床 かねやす 第四(本妙寺)校跡
濟生學舎 五輪マーク 歯科医学教育発祥地 中野サンプラザ
横浜 ゲーテ座跡 根岸競馬記念公苑 フランス山 北朝鮮工作船
横川駅 昭和の浦安 前橋監獄雑居房 カノン砲 壱岐丸の号鐘
らお車 旧三笠ホテル
甲信越
旧松本少年刑務所 御坂隧道
東海
明治村 シアトル日系福音教会 ハワイ移民集会所 ブラジル移民住宅 瓦斯燈
歩兵第六聯隊兵舎 名古屋衛戌病院 第八高等学校正門 半田東湯
名鉄岩倉変電所 自動電話
浜松 戦火を超えた市民の木 ガス燈 旧二俣町役場 火の見櫓
宣戦布告の詔書 千人針 ブリキの玩具 焼夷弾
浜松大空襲
豊橋 二川トーチカ 歩兵第18聯隊跡
ボンボン時計 十六銀行旧太田支店 手押しポンプ 伝 酒井之太鼓 旧赤松家
近畿
京都 京都七條巡査派出所 旧二条駅舎 日本映画発祥の地 電気鉄道事業発祥地
阪神淡路大震災 神戸港震災メモリアルパーク 阪神大震災語り部
大井牛肉店 太陽の塔 サンタ・マリア
中国
広島(被爆建物) 原爆ドーム 原爆ドーム(夜景) 原爆ドーム(遠景) 原爆ドーム(投稿)
旧日銀広島支店 山陽文徳殿 燃料会館 広島瓦斯株式会社跡
元安橋 相生橋 影の石 爆心地
本川小 本川小平和資料館 袋町小平和資料館 猿楽町通り
広島市の被害状況
広島(被爆樹木) ソメイヨシニ アオギリ ユーカリ クロガネモチ
広島(平和記念公園) 原爆の子の像 原爆死没者慰霊碑 原爆の惨禍 ヒロシマの碑
中国四国土木職員碑 動員学徒慰霊碑 平和の鐘
旧東郷家住宅離れ 眼鏡橋 歴史の見える丘
出雲 旧大社駅 大砲
自動電話 台場鼻潮流信号機 広島大本営跡
四国
板東俘虜収容所 岬の分教場 防空壕跡
九州
長崎 一本柱鳥居 被爆クスノキ 原爆落下中心地 下の川の惨状
聖徳寺灯籠 被爆当時の地層 防空ごう 湊会所跡
鉄道発祥の地 運上所跡
鹿児島 薩摩暦 電信使用の地
特攻基地・知覧 特攻基地・万世 旧第十二師団司令部正門
共通
産業遺産 環状織機 動力駆動のガラ紡機 無停止杼換式自動織機 豊田式木製人力織機
豊田式汽力織機
時代の様相 昭和20〜30年 昭和30年代@ 昭和30年代A 昭和30年代B
戦時中 戦後復興期の物 戦前・戦中の本 戦後の本・雑誌
終戦の日の新聞 墨塗教科書 少年・少女雑誌 農具@
農具A 生活用具・用品@ 生活用具・用品A 大正・昭和の生活用品
昭和の陰影
郵便ポストの変遷 ポスター 江戸期の銃 百味箪笥 ゴジラ
兵舎内の食事new


Copyright(c) 2002-2024 写真紀行 uchiyama.info All Rights Reserved.