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<スナイドル銃>
前装式のエンフィールド銃をベースにした後装(元込め)式の銃。前装式に比べ弾薬の装填が容易になり発射間隔が短くなった。日本では戊辰戦争で実戦投入され、シンプルで安定した構造のため幕末維新期に長く使用された。英国製。全長102p。 |
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<スペンサー銃>
1860年に米国のC.M.スペンサーが発明し、南北戦争で用いられた。日本では慶応年間(1865〜1868)に佐賀藩が輸入し、戊辰戦争では新政府・旧幕府双方で盛んに使用された。後装施条連発銃。米国製。全長99p。 |
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<エンフィールド銃>
施条(銃身の内側に螺旋をきる)された銃身によって飛距離・命中率が飛躍的に高くなった銃。元治元年(1864)以降、佐賀藩は大量に輸入し、藩の正式な銃として採用するとともに、銃弾も英国式に改めた。前装施条銃。英国製。全長124p、 |
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<燧石式ゲペール銃>(すいせきしき)
18世紀欧州で一般的に用いられ、日本では長崎の高島秋帆が最初に輸入した。幕末に佐賀藩や薩摩藩などの諸藩で盛んに製造された。照準の精度が低かったため、火縄銃の流派による西洋銃陣への批判を招いた。前装滑腔銃。全長151p。 |