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<鏝絵(こてえ)とは>
鏝絵は、漆喰の壁に鏝で漆喰を塗り上げ、レリーフを描くように浮き彫りの模様を描く左官の技術である。家や土蔵を建築する際に家内安全・不老長寿・大災厄除け・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願する為に、妻壁や戸袋などに福の神干支などを漆喰で描いたものをいう。左官が鏝を使って漆喰の壁に細工したもので左官アートとか、漆喰絵、壁絵、石灰絵、左官絵など呼び方はさまざまである。
全国に分布しているが関西地方に多い。近県では鳥取県、佐賀県、長崎県の対馬、大分県安心院町、日出町、山香町、高知県野市町、土佐山田町。県内では東予市(西条市)、内子町、野村町、小田町。県内ところどころで見ることができる。
塗ってから乾くまでに時間も手間もかかる。心にゆとりがないとその出来ばえを楽しむことは難しいと言われている。
静岡県松崎に生まれた江戸末期の天才左官入江長八、通称「伊豆の長八」によって造られたのが起源だと言われている。 |
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