 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
神々を祀っておく場所・祭祀の場所が「ヌササン」。並び立っているのは、「イナウ」という。イナウ(木弊)とは、人間の祈りを神々に伝える役目をするもので、祈りの対象とする神がみによってそのかたちが異なる。イナウは倭人の世界では、神道で用いられる御幣と同様な役割をすると思われている。
アイヌの人々にとっては、宗教儀礼の執行には欠くことのできない祭具だが、儀礼執行の前に一本ずつ心をこめて作る。
<アイヌ古式舞踊>
生活に欠かせない舞踊
歌や踊りなど、喜びや悲しみを体で表現することはアイヌに欠かせないものだった。儀式の時や、親戚・友人が集まった時、あるいは仕事をしている最中など、さまざまな場面で人々は歌い、踊った。アイヌの舞踊とは、自分たちが踊って楽しむだけでなく、祖先や神々に対して敬意や感謝を表す表現でもある。
これらの踊りは地域によってリムセやウポポ、ホリッパといわれ、大勢で輪になって踊るものや、少人数で神々への祈りを表したもの、豊漁猟を祈願するもの、悪霊を追い払うためのもの、働いている様子を表したものなど、さまざまな種類がある。
国の重要無形民俗文化財指定。ユネスコ世界無形文化遺産登録。 |
|