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このシダレザクラは樹高約7.5m、目通りの幹囲約3m、枝張りは傘状で10m四方に及ぶ。一般的にシダレザクラは山地に育ち、このように、標高15m程の平地に育つのは珍しいとされている。花は他の桜より早く咲き、葉が後からでる枝垂形の桜です。
野依八幡社は、社伝によれば慶雲元年(704)に豊前国宇佐宮より勧請し、その後康和2年(1100)に再建されたと言われている。
この桜に関する歴史的な記述として、文化元年(1804)に歌人の林織江が、「世にしらぬ香にこそ匂へ山桜花にみがける朱の玉垣」(伊良古之記」)と詠んでいる。また、天保8年(1837)の大暴風雨による枝葉の破損についても伝わっている。
これらの記述や幹の太さ・樹高等を考慮すれば、樹齢は少なくとも300年以上と推測される。樹形のみならず立地条件も含めて珍しいシダレザクラと言える。(バラ科・サクラ属、正式名イトザクラ) |
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枝がしだれる原因は、枝が固まる速さと伸びる速さの違いにより起こる。
訪れた時は、3分咲き程度であった。境内には満開時のサクラの写真が掲示されていた。その写真を見て、眼前のサクラの姿を想像する。 |
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