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この桜は、三島市の国立遺伝学研究所で桜博士といわれた故竹中要理学博士の作出した新種桜です。
昭和38年(1963)、博士は桜の代表種である染井吉野の基因を研究中、江戸彼岸桜と大島桜の交配種であることをつきとめ、この両種が育つ伊豆こそ染井吉野の発祥地との説を唱えました。その分離実験中に偶然生まれた新種のうち、半枝垂れで4月上旬に清楚な白い花を付ける木には、桜が源氏ゆかりであり、この地で非業の最期を遂げた頼家を偲ぶ意味からも、博士によって「修善寺桜」と命名され学会にも登録されました。
昭和41年(1966)、研究の済んだ親木を博士から譲り受けた町民たちは、ここへ移植し接穂によって沢山の子をふやして付近の山々に分散させました。(説明板より) |
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