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<摩尼山 宝蔵院 国分寺>(こくぶんじ)
天平13年聖武天皇の勅願により僧行基が創建した官寺で当時は方六町の寺域を有し七堂伽藍が完備されていた。その後弘法大師の中興により四国第29番札所となる。
鎌倉時代から戦国時代にかけ幾度もの戦禍や災害を受けて荒廃したが室町末期に長宗我部氏の庇護を承け復興。特に元親が永禄元年金堂を再建し現在に至る。山内藩政時代にも寺領を与えられ建物の造営修復は藩の援護を得て行われていた。
金堂(本堂)と木造薬師如来像二体並びに梵鐘は国の重要文化財。また創建当時の土塁が残る寺域は国の史跡に指定されている。
本尊 |
千手観世音菩薩 |
真言 |
おん ばざら たらま きりく |
宗派 |
真言宗智山派 |
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<金堂>
金堂は七堂伽藍の中心となる建物で本尊を安置するお堂。現在の建物は永禄元年(1558年)に長宗我部国親・元親親子により創建時の金堂跡に再建されたもので葺(こけらぶき)と天平時代の建物に模した寄棟造りに特徴がある。
又、内部の海老虹梁は土佐最古といわれ吹寄木等に室町時代の特色がうかがわれる。明治37年に国の特別保護建造物に指定され、現在にいたる。 |
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<大師堂>
創建ェ水11年。文化2年3月 藩主山内豊策公再建。桁行三間、梁間三間、本尊 弘法大師。 |
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仁王門を入ると、杉木立に囲まれた石畳が本堂(金堂)まで続いている。 |