隅田川沿いにある公園。背景には高層ビル群がそびえ、川沿いには白い和風の建物が目に入る。その建物は石川島灯台の復元である。石川島灯台は、慶応2年(1866)、石川島人足寄場奉行が隅田河口や品川沖航行の船舶のため、油絞りの益金を割き、人足の手で寄場南端に常夜灯を築かせたもので、六角二層の堂々たる灯台であった。
公園にある東屋では老人がしばしの休憩を取っている。穏やかなスロータイムの一時が流れている。
佃島は、徳川家康の命を受けて、摂津国佃村(現大阪市西淀川区)から移り住んだ漁師達よって開かれたところで、辺りを散策すると佃煮屋が並び、昔ながらの狭い路地は郷愁を感じさせる。 |