秋田県五城目町の人たちが靖国神社で「きりたんぽ鍋」の店を開いていた。靖国神社は、桜で満開。大勢の人々が桜を見に次々に来る。押し寄せるという表現がふさわしい人の流れである。その参道で見かける。
昼時ではなかったが、誘惑に負けて食べることにした。きりたんぽ鍋は秋田を代表する郷土料理であることは知っているが、味わうことは初めてである。きりたんぽ鍋は鶏がらのだし汁に旬の野菜や鶏肉を煮込み、焼いたきりたんぽを入れるマタギ料理の一つだそうだが、大変美味しかった。
しかし、後日、これは「だまこ鍋」であるというご指摘をいただく。今まで「きりたんぽ鍋」という表示をしてきたが、「だまこ鍋」に改めることにしました。ご指摘していただいた方には御礼申し上げます。
「だまこ鍋」は半搗(つ)きしたお米を団子型にした「だまこ」を鶏肉やせりと煮込んだ鍋である。
五城目町の人から雪の様子など聞きながら時を過ごす。五城目町とはどんなところなのか訪れてみたいものだ。そして、本格的な「だまこ鍋」と「きりたんぽ鍋」を味わいたいものだ。 |