写真紀行・旅おりおり トップページへ 写真紀行・旅おりおり : 旅先で撮影した景色、建築、史跡、祭、風物等の写真と動画
 <寺を巡る写真紀行

 印象深い景色
坂道 灯台
横丁・小路
街角 通り
温泉
 史 跡
街道 史跡
遺跡 城・城跡
人物 奥の細道
墓地・終焉地 Play Back
遺産
 建築・構造物
歴史的建造物 先端建築
神社
教会
漁港 垣根
防災施設
 自 然
山・峠
池・沼・湿原 海岸
 産業・交通
伝統・地場産業 バスターミナル
自動車・バイク
国内線 道風景
航空機
 四季の景色
棚田 桜紀行
春景色 夏景色
秋景色 冬景色
四季の彩り
 歌の舞台・祭・他
歌の舞台 祭・イベント
夜景 テ−マパ−ク
趣味悠々 食紀行
日曜画家  
 管理人
管理人備忘録 四国遍路
リンク集

57番札所 栄福寺 四国遍路 八十八ヶ所巡礼  愛媛県今治市
57番札所 栄福寺
 瀬戸内海沿岸のこの近海では、海難事故が絶えなかった。栄福寺は、弘法大師が海神供養を修したことから、海陸安全、福寿増長の祈願寺として往古から信仰されている。
 栄福寺には、神仏混合の歴史もあり、その由来も平安時代に遡る。貞観元年(859)、大和・大安寺の行教上人が宇佐八幡(大分)の霊告をうけて、その分社を山城(京都)の男山八幡(石清水八幡)として創建するため、近海を航行中に暴風雨に遭い、この地に漂着した。
 ところが府頭山の山容が山城の男山と似ており、しかも本尊の阿弥陀如来は八幡大菩薩の本地仏でもあることから、境内に八幡明神を勧請して社殿を造営、神仏合体の勝岡八幡宮を創建したと伝えられる。この八幡宮は「伊予の石清水八幡宮」とも呼ばれ、「四国五十七番」と仲良く寺社名を刻んだ石塔の道標が立っている。
57番札所 栄福寺
57番札所 栄福寺 57番札所 栄福寺
府頭山 無量寿院 栄福寺>(えいふくじ) 
 寺伝によれば、弘仁年間、巡錫に来た空海が、嵯峨天皇の勅願により、瀬戸内海の風波海難の平易を祈って府頭山々頂で護摩供を修し、その満願の日に海はおさまり海上に阿弥陀如来が影向した。その尊像を山頂に引き上げ堂宇を建て本尊として開基したと云われている。
 源頼義が此の国の刺史となった時に、河野親経とともに国中に薬師堂49箇所、八幡宮を8箇所を建てたが、京都の男山八幡を参考に勝岡から現在地に移し造営した当社が随一であり山内に清泉があったことから「石清水八幡宮」と号し、麓に阿弥陀堂も構えたが、中世の戦乱の災にかかり一時に煙雲にのぼりぬとなる。
 明治新政府の神仏分離令により、寺は旧地から山の中腹になる現在地に移転し、また神社と寺はそれぞれ独立した。また、栄福寺が所蔵している江戸中期の手書きの納経帳にも「別当 栄福寺」の墨書きがあり、また同じく江戸時代の版木で押された納経帳でも「別当 栄福寺」の名がみられ、納経を明治維新からではなく、古来より行っていたことがわかる。
 本尊  阿弥陀如来
 真言  おん あみりた ていせい から
 宗派  高野山真言宗
57番札所 栄福寺
57番札所 栄福寺 57番札所 栄福寺
 現在の大師堂は、山頂にあった堂舎を移築した由緒がある。
57番札所 栄福寺
57番札所 栄福寺
57番札所 栄福寺 57番札所 栄福寺
箱車
 足の不自由な15歳の少年が、犬に引かせて巡礼した箱車で、昭和8年にこの寺で足が治り、松葉杖とともに奉納したもの。その話から足腰守りのお寺としても信仰を集めている。
 以下、寺に掲示されていた新聞記事から引用
 『寺の宝物となっている箱車は木製の三輪車。白川密成住職によると当時、足の不自由な15歳の少年遍路が栄福寺を参った際、車にひもを結んで連れていた犬に引っ張られ、階段をころげ落ちた。だが、気付くと不思議と自分の足で立っており、車を奉納して遍路を続けたという。文書はないが、寺ではそう言い伝えられてきた。
 約3年前の電話を受けたのは白川住職だ。「私は高知の漁村で生まれました。 あまりに体が弱く、母と海に身投げしようとしたんです。でも自然と岸まで泳いでしまいます。頂いた命で始めたのが四国遍路です。四国遍路のテレビで、私の納めた車がまだお寺にあることに驚きました」
 そんな内容だった。「ご健在だと想像したことはなかったですが、その可能性があることに電話をいただいて気付きました」と白川住職。男性の名前や連絡先などは尋ねていないという。
 「栄福寺の『箱車』に教えられたこと」と題し、白川住職はこの経緯を今夏刊行の小冊子「弘法大師と仏教に学ぶ生き方 四国遍路の寺にて」(高野山真言宗大阪自治布教団)につづっている。
 「遍路には、文献に残っていなくても歴史家が認めなくても、たくさんの功徳説話が伝えられています。全身で巡拝の行をすることは、まっさらの心身でそういった世界に飛び込むことだと知りました」』
徳島県(発心の道場)
1 霊山寺 2 極楽寺 3 金泉寺 4 大日寺 5 地蔵寺 6 安楽寺
7 十楽寺 8 熊谷寺 9 法輪寺 10 切幡寺 11 藤井寺 12 焼山寺
13 大日寺 14 常楽寺 15 国分寺 16 観音寺 17 井戸寺 18 恩山寺
19 立江寺 20 鶴林寺> 21 太龍寺 22 平等寺 23 薬王寺
高知県(修行の道場)
24 最御崎寺 25 津照寺 26 金剛頂寺 27 神峯寺 28 大日寺 29 国分寺
30 善楽寺 31 竹林寺 32 禅師峰寺 33 雪蹊寺 34 種間寺 35 清瀧寺
36 青龍寺 37 岩本寺 38 金剛福寺 39 延光寺
愛媛県(菩提の道場)
40観自在寺 41龍光寺 42仏木寺 43明石寺 44大宝寺 45岩屋寺
46浄瑠璃寺 47八坂寺 48西林寺 49浄土寺 50繁多寺 51石手寺
52太山寺 53圓明寺 54延命寺 55南光坊 56泰山寺 57栄福寺
58仙遊寺new
香川県(涅槃の道場)
75 善通寺 80 国分寺 83 一宮寺 84 屋島寺 85 八栗寺 86 志度寺
その他
へんろ小屋



Copyright(c) 2002-2025 写真紀行 uchiyama.info All Rights Reserved.