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阿讃山脈の雲辺寺山(標高927m)にあり、四国霊場中最高峰に位置することから別名「四国高野」と呼ばれている。徳島県にあるが、四国八十八箇所霊場としては香川県の第1番札所になっている。
四国霊場のうち最も高い標高911m、四国山脈の山頂近くにある霊場で、「遍路ころがし」と呼ばれる難所とされた。現在は、麓からロープウエーで山頂駅まで登ることができる。
貞観年間には清和天皇の勅願寺にもなっている。鎌倉時代は七堂伽藍も整備されて、境内には12坊と末寺8ヶ寺を有した古刹として阿波、伊予、讃岐の関所でもあったという。天正年間に土佐の豪族・長宗我部元親がこの地の白地城に陣して雲辺寺に参拝し、裏山から眼下を望み四国制覇を目指したが、当時の住職に諫められた。雲辺寺の歴史にも消長はあるが、江戸時代になってからは阿波藩主・蜂須賀公の手厚い保護をうけた。千古の杉に囲まれ、雲に包まれながら法灯を守っている。
「はるばると 雲のほとりの寺にきて月日を今は麓にぞ見る」(空海)
雲辺寺は四国霊場中最高峯にして海抜1000m、讃岐と阿波の県境にあり四国八十八ヶ所第66番札所で「四国高野」と称されている。
開創は桓武天皇延暦8年、弘法大師16才の建立で、鎌倉時代は全盛を極め境内には12坊と境外には末寺8ヶ寺を有し、雲水雲の如く集り仏道修行の道場であった。
開山以来1200年の歴史をもつ当山は、今なお観音信仰を求めて、善男善女が全国各地より訪れ 法煙絶えることなく寺の山林百町歩には樹齢数百年の杉、檜、モミ、トガ等の巨木が繁茂し仏法花開く霊山です。
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて涼しかりけり」(道元) |
(雲辺寺内の説明板より) |
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<巨鼇山 千手院 雲辺寺>(うんぺんじ)
縁起によると、弘法大師は雲辺寺に3度登っている。最初は延暦8年、大師が16歳のときで善通寺(第75番)の建材を求めてであったが、深遠な霊山に心うたれて堂宇を建立した。これが雲辺寺の創建とされている。2度目は大同2年(807)、大師34歳のとき、唐から請来した宝物で秘密灌頂の修法をなされたという。さらに弘仁9年(818・大師45歳)、嵯峨天皇の勅を奉じて登り、本尊を彫造して、仏舎利と毘廬遮那法印(仏法石)を山中に納めて七仏供養をし、霊場と定められた。
<雲辺寺の観音さま> 香川の昔話
香川県と徳島県の県ざかいの山に、雲辺寺というお寺があります。昔、このお寺の近くに与成という、てっぽうをうつのがじょうずな猟師が住んでいました。与成は、毎日朝早く、「今日もえものがたくさんとれますように。と雲辺寺の観音さまにお参りをしてから山へ出かけていました。
観音さまは、「与成が動物を殺すのをなんとかしてやめさせたい。」と、考えていました。そこで、山の中でつりがねをかぶり、えものにばけて待っていました。
いつものように山に出かけた与成は、なにやら動く、黒いものを見つけて、てっぽうでうちました。 「グァーン」すごい音におどろいた与成は、木のかげにかくれてようすを見ていました。「与成はどこへ行ったのかなあ。」観音さまは、つりがねをもちあげてそっとのぞきました。与成は、光る目をめがけて、「ズドーンともう一度てっぽうをうちました。「やったぞ。」喜んだ与成は、えものの所に行きました。
しかし、えものはいなくて、血がおちています。血をたどって行くと、雲辺寺の観音さまのところへつきました。ふしぎに思って見上げると、観音さまの目から血が出ています。はっとした与成は、それから動物を殺すのをやめてしまったということです。
目をうたれた観音さまは、目の悪い人をなおしてあげることにしました。今でも、目の悪い人がお参りすると、よくなおるといわれています。 |
| 本尊 |
千手観世音菩薩 |
| 真言 |
おん ばざら たらま きりく |
| 宗派 |
真言宗御室派 |
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| 大師堂 |
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<マニ車(経車)>
マニ(摩尼)とは、如意宝珠または宝のことをいう。古くから釈尊誕生の国ネパールで使われている。マニ車には、お経が彫ってあり中にお経が納められている。手でまわすとお経を一巻お唱えするのと同じ功徳があるといわれている。手でまわしながらお願いごとをお唱えして下さい。 |
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<「おたのみなす」 のこしかけ>
親の意見となすびの花は万に一つの徒もないの諺にもありように「なす」の花は一つの無駄なく実となる。また「成す」との語呂が同じで努力が報われて願いがかなえられる。一度、願いをこめて「おたのみなす」に腰かけてみて下さい。 |
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<「天祐の驚(てんゆうのおおがめ)の由来>
雲辺寺の山号は巨鼇山(きょごうざん)といい「巨大な、おおがめ」の意。「天祐」とは、人知を超えたものの助けにより、思いがけず物事が上手くいくの意。「天祐の」に、あなたの願いを祈願し、叶えてください。 |
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<五百羅漢>
羅漢さん、という言葉は私たちに親しい。子供の頃からなじんでいて郷愁にも似た響きがある。日本中何処に行っても羅漢さんはいらっしゃる。五百羅漢さんは「野の仏」然として並んでいるし、十六羅漢さんは彫刻や絵画、襖絵などに姿を見せている。羅漢さんの表情は千差万別である。彫刻した石工たちが自分の知り合いの人をイメージして彫ったのではないかという。庶民的な顔ばかりである。
この点、沈潜と静まりかえった表情の下に限りない智慧と慈悲を秘めた仏・菩薩像とは雰囲気ががらりと変わっている。目を見開いたり細めたり、口を大きく開けて哄笑したり、皮肉な笑いをたたえていたり、哀しげな表情を見せるかと思うと刺すような目つきで私たちを眺めたりしている。自由奔放な羅漢さんの表情の中に、しかし、共通なものが一つある。眼だ。さまざまな表情の中に眼だけはしっかりと私たちの心を見ている。喜怒哀楽の表情の中に、私たち人間の性を見ぬき、その愚かさを嘆き、悲しんでいる眼がある。
いや、人間の悲しさと愚かさを知り、しっかりと生きていけと言わんがためにこそ、私たちの心を映した表情をして見せている、と言う方が正しいのかも知れない。そう。それもその筈なので、羅漢さんとは仏法を守護し、私たちを救ってくれる聖者なのである。
元駒澤大学総長 奈良康明 |
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雲辺寺ロープウェイは、101人乗りのスイス製のゴンドラで、標高916mの山頂駅まで、全長2,594m、高低差657mを最高時速36qの速さで約7分かけて移動する。日本最大級の規模を誇るロープウェイです。
四国遍路八十八ヶ所霊場の中で最も標高が高い第66番札所雲辺寺の参拝に訪れるお遍路さんの足としても活用されている。
動画は山麓駅から山頂駅へ上って行く。 |