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寺伝によれば、大同2年(807)、平城天皇の勅願寺として、空海(弘法大師)が自ら刻んだ馬頭観世音菩薩像を本尊、阿弥陀如来と薬師如来を脇侍として開創し長福寺と称した。この時、本堂はわずか一夜でできたという「一夜建立」の伝説がある。
、長福寺という寺号だったが、江戸時代19世紀頃に本山寺と称されるようになった。 約2万u(坪数6000坪)の広大な境内には、国宝本堂、国指定重要文化財仁王門など多くの堂塔が建ち並ぶ。本尊は四国霊場唯一馬頭観音とし、脇侍仏に薬師如来、阿弥陀如来を祀る。
本尊脇侍仏、阿弥陀如来は別名「太刀受けの弥陀」と呼ばれる。天正の兵火では長宗我部軍が本堂に侵入の際、住職を刃にかけたところ脇仏の阿弥陀如来の右手から血が流れ落ち、これに驚いた軍勢が退去したため本堂は兵火を免れたといわれる。
国指定重要文化財の仁王門は、和様・唐様・天竺様の手法を取り入れた全国的にも珍しい折衷様式の建築物で、本柱の前後に4本ずつ計8本の控柱があるので八脚門ともいわれている。 |
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<七宝山 持宝院 本山寺>(もとやまじ)
現在の本堂は、鎌倉時代末に佐々木氏信の寄進を得て、1300年(正安2年鎌倉時代末) 心導上人の代に建て替えられたものである。古文書などは、1854年(嘉永7年江戸時代末)の火災にあって現存しないが、本堂の棟札や礎石の墨書などからみても、鎌倉末期に建立されたものであることは明らかである。
大正13年(1924)特別保護建造物に指定され、昭和27年(1952)鎌倉建築として復元工事を行い昭和30年(1955)国宝に指定された。香川県内の寺で、ただ一つの国宝建造物である。
本尊は馬頭観世音菩薩で四国八十八ヶ所霊場では唯一のもの。頭上に馬頭をいただく観音様で、祀られている本堂のそばには馬の像が控えている。毎年土用の丑の日にはキュウリ加持が行われ、大勢の人で賑わう。 |
| 本尊 |
馬頭観世音菩薩 |
| 真言 |
おん あみりとう どはんば うんぱった そわか |
| 宗派 |
高野山真言宗 |
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<大師堂>
平成26年(2014)に大師像が開帳された。その後は、毎月21日開帳。 |
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| 五重塔は四国では、第31番札所「竹林寺」・第75番札所「善通寺」・第86番札所「志度寺」と本山寺の4ケ寺である。天暦3年(950)の建立であったが、損傷が激しく明治明治43年(1910)に現在の位置に建て替えられた。風格ある五重塔は遠方からでも姿を見せ、本山寺のシンボルである。 |
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