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大石頼母助良重(よししげ)は、大石内蔵助良雄(よしたか)の大叔父にあたる人物で、家老職にあった。藩主浅野長直に重用され、二之丸に屋敷を構え、その妻は長直の娘を迎えた。山鹿素行が赤穂に配流(はいる)された際、素行はこの屋敷の一角で8年余りを過ごしたという。
平成10〜13年にかけて実施された二之丸庭園の発掘調査によって、頼母助屋敷の門跡のほか土塀基礎石列、建物礎石、上水道遺構などが見つかった。門は、発掘調査によって見つかった遺構に基づきその規模及び構造が検証され、薬医門形式の屋敷門として平成21年3月に整備された。
構造形式 |
薬医門(一間一戸潜門付) 木造 切妻造 本瓦葺 |
主要寸法 |
桁行3.18m 梁間1.9m
軒高2.88m 棟高4.66m |
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