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内裏東方のこの一画で発掘された建物群は、天皇家の財政と生活を支える仕事を担当した宮内省の遺構と推定されている。宮内省に限らず平城宮の役所では、土間に机と椅子を置いて仕事をしていたようです。復原建物の中に置かれた机は、正倉院宝物の「多足几」(たそくき)を参考に製作した。 |
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平城宮で働く役人にとって、墨・筆・硯などの文房具は仕事をする上での必需品だった。平城宮からは、大小さまざまな形をした硯をはじめ、文字を書いた木簡や墨書土器が多数出土している。木簡は表面を小刀で削って再利用した。そこで、木簡を削るための小刀が、筆とあわせて役人の必需品となった。このために役人は「刀筆の吏」(とうひつのり)とも呼ばれる。 |
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