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輪違屋は、太夫や芸妓をかかえていた由緒ある置屋で、元禄年間(1688〜1704)の創業と伝えられている。
現在の建物は、安政4年(1857)に再建されたといわれるが、その後増改築がなされて、明治4年(1871)には、ほぼ現在の姿になっていた。 |
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平面構成は複雑だが、大きく分ければ、1階南半分の居室部分と、1階北半分及び2階をしめる客室部分からなっている。客室は全部で十数室あり、なかでも2階の傘の間と紅葉の間が主要な座敷で、その襖や壁の漸新な意匠には目を見張るものがある。
輪違屋は、建築的には質が高く、また古い置屋の遺構として貴重であり、昭和59年(1984)6月1日、京都市指定有形文化財に指定された。
なお、現在も営業をしている。表に「観覧謝絶」の札がある。(一見さんおことわりの店である)。 |
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