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慶応4年(1868)、江戸に向け駿府に進軍した有栖川宮熾仁親王を大総督とする東征軍の参謀の西郷隆盛と、徳川幕府十五代将軍徳川慶喜の命を受けた旧幕臣山岡鉄舟の会見が同年3月9日に、ここ伝馬町の松崎屋源兵衛宅で行われた。
この会見において、徳川慶喜の処遇を始め、江戸城の明け渡し、徳川幕府の軍艦・武器の引き渡しなどが合意され、5日後の3月14日、江戸・芝田町の薩摩藩邸で山岡鉄舟も同席した西郷隆盛と勝海舟との会談により最終的に決定され、江戸城の無血開城が実現した。
明治維新の中では特筆すべき会談に位置づけられるものである。 |
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