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自然の地形を巧みに利用した切石積の傑作である。桟敷の規模は幅64m、6〜8段の階段からできており高さは約15mもある。古代ギリシャの野外劇場を思わせる桟敷であり、秋祭の太鼓台や神輿の大練りを見物するために築かれたものと思われる。
構築年代については立証すべき資料が見当たらないが、亀山八幡宮古図面から安政2年(1855)以前の築構と推定される。
この桟敷の特色は規模の大きさもさることながら、桟敷のひとつひとつを村の有力者その他が占有していたが、後になってそれを売買できるしくみになったことである。なお、亀山八幡宮の祭礼は10月18日である。 |
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