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「當道」は室町時代(1390〜)以降、近世を通じて用いられた目の不自由な人々の組織の名称であり、鎌倉時代に「平家物語」を語る琵琶法師達が権利確保の為に形成したら座が母体となって室町初期に成立した。
「當道」の祖は第54代仁明天皇(834〜850)の第4皇子光孝天皇の弟「人康親王」で病により失明され仏門に入られ法性禅師と称せられた。宮の領地よりの貢米御家領を残らず奉請され、これが組織体としての「當道」の礎となった。
この地で當道に関わる人々の事、三絃地歌の技能試験と係争の裁判等の政務が行われていた。明治4年(1871)當道制度の廃止に伴い職屋敷を廃止、後年検校達によって復活した。(京都府立盲学校同窓会) |
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