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<家屋の特徴>
間口八間、奥行七間半、桟瓦葺、二階建。二階に漆喰傾斜窓を持つ。内部は通り二つ式二列六間取り、シモミセ部分は元鍛冶場。大屋根の棟の両端に、当地方では珍しい魔除けの狛犬が端座。土台上の蹴込板の透かし彫りは、加納家の家紋橘と丁子。
現在の姿は当初の姿とは異なるが、天保2年(1831)ごろから加納家が住み始め、約180年間以上この地にあったと推定される。二階の傾斜窓が特徴的ですが、これは後世の改造だそうです
○初代当主・加納伝左衛門
土岐郡萩原村(現瑞浪市)の出身である。文化11年(1814)岩村藩主松平乗保に召抱えられ、鉄砲の御用を勤める。その傍ら槍、刀、鳶口なども鋳造。弘化2年(1845)病死。
・惣領仁平清房
家業を継ぎ、文政13年泉州堺へ赴き修行。天保7年、父伝左衛門に先立ち病死。
○二代次男冨右衛門清房
惣領死亡のため、二代目を継承。弘化3年(1846)泉州堺へ赴き大筒鋳造を修行。嘉永5年現在、土屋ら5人の門人を抱える。
注文控帳によれば、新調、修理の注文は岩村周辺から恵那郡、土岐郡、信州、尾州などの広範囲に及ぶ。 |
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