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日本水準原点は、明治24年(1891)に創設された我が国の高さの基準になるもので、130年近くにわたり、我が国の測量の歴史を支えている重要な施設です。
日本水準原点の歴史的及び技術的な価値が認められ、測量分野の建造物として初となる国の重要文化財(建造物)に指定された。
<日本水準原点>
日本水準原点の零目盛りは、温度変化の影響を受けにくい水晶板に刻まれており、丈夫な花崗岩台石にはめ込まれ、固い岩盤まで達する約10mの基礎に支えられている。
<日本水準原点標庫>
日本水準原点標庫は、ドーリス式ローマ神殿形式の古典的建築で、日本人建築家により設計された初期の洋風建築として、歴史的、建築学的にも重要な物です。 令和元年12月 国土地理院
現在では、神奈川県三浦市にある油壺験潮場から定期的に水準測量を実施し、日本水準原点の高さを点検している。 |
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日本水準原点は、わが国の土地の標高を測定する基準となる点である。明治24年(1891年)5月にこの場所に設置した。
日本水準原点の位置は、この建物の中にある台石に取り付けた水晶板の目盛りの零線の中心である。その標高は、明治6年(1873)から明治12年(1879)までの東京湾の潮位観測による平均海面から測定したもので、当時24,500mと定めた。
その後、大正12年(1923)の関東地震による地殻変動に伴いその標高を24,401mに改正したが、平成23年(2011)3月11日の東北地方太平洋沖地震による地殻変動に伴い24m沈下したため、新たに24,3900mに改正した。
平成23年(2011)10月21日 国土地理院 |
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