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<鞆七卿落遺跡>
維新の夜明けも近い文久3年(1863)8月18日、尊皇攘夷を主張する三条実美ら7人の公家は、公武合体派に追われ都落ちをした。一行は、ここ「保命酒屋」(ほうめいしゅ)に立ち寄り、その時、三条実美は、保命酒(竹の葉と表現)をたたえる和歌を残した。主屋の太田家住宅と向かいの「朝宗亭」(ちょうそうてい)は、18世紀〜19世紀初期の建物であり、共に国の重要文化財に指定されている。
七卿とは、三条実美、三条西季知、東久世道禧、壬生基修、四条隆謌、錦小路頼徳、澤宣嘉の七人である。
世にならす鞆の港の竹の葉をかくて嘗むるもめつらしの世や |
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