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<松代城跡附新御殿跡>
松代城内の諸建築のうち、唯一残ったのがこの新御殿跡(真田邸)である。当時、大名の母親は江戸藩邸に住むことになっていたが、新御殿は、文久2年(1862)の参勤交代の緩和により、九代藩主・真田幸教の母お貞の方が松代に帰るにあたっての住居(隠居所)として建てられたものである。明治維新後は真田家の私邸となり、昭和41年(1966)に当時の松代町に寄贈された。
新御殿は、文久3年から翌年にかけて建築工事が行われた。その後、明治時代に東南部の「御役所」や二階部分を増築するなど、部分的な改造が行われ現在に至っている。新御殿は、幕末期に建てられた大名の別邸という性格をもつ。こうした建物の現存例は、全国的にみても稀である。 |
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幕末時における地方大名の屋敷の面影を残す貴重な建物である。庭園は小堀遠州の流れをくむ回遊式庭園になっており美しい。文武学校のすぐ近くにあり、国指定史跡になっている。 |
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