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第一次大極殿は、奈良時代前半に、平城京の中軸線上に建てられた平城宮の中心的建物で、天皇が様々な国家儀式を行う施設だった。「大極」(太極:たいきょく)とは宇宙の根源のことで、古代中国の天文思想では北極星を意味する。大極殿は和銅8年(715)には完成していたと考えられる。 |
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<大極殿の仕様>
大極殿の大きさ |
東西長さ/約44.0m(9間)
南北長さ/約19.5m(4間)
高さ(棟高)/約27.1m(基壇高さ約3.4mを含む)
・初重の柱 直径/約71p 長さ/約5.0m 本数/44本
・二重の柱 直径/約59p 長さ/約2.4m 本数/22本 |
木材 |
ヒノキ、ケヤキ(吉野・熊野地方を中心とする国内産) |
屋根瓦 |
約10万枚 |
工期 |
平成13年(2001)/着工 平成22年(2010)/完成 |
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第一次大極殿の内部には、高御座(たかみくら)とよばれる天皇の玉座が置かれていた。高御座は、皇位を象徴する重要な調度で、天皇は即位式や元日朝賀などの国家儀式の際に、大極殿に出御(しゅつぎょ)して高御座に着座した。貴族は、大極殿の南に広がる内庭に立ち並び、大極殿の天皇を拝した。 |
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捨身(しゃしん)天井板と支輪板には蓮の花をモチーフにした彩色画が描かれている。奈良県在住の日本画家 上村淳之氏により原画が作成された。 |
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東西南北に四神の壁画が描かれている。 |