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西宮市から神戸市東灘区にかけての表六甲一帯で、元和6年(1620)に始められた大坂城築城にともない、大量の花崗岩が石材として切り出された。これは、大坂城の石垣の調査によって「あしや」と刻まれた石材が百十一個確認されていることから知られる。築造にあたって、大坂城に運ばれることなく残された石材が当地周辺に多数分布している。
刻印には様々なものがあり、大名の家紋や石工の持ち場あるいは、意味の不明のものなどがある。また、刻印はないが、石材を割りとるための矢穴列がみられたり、クサビにより直方体に調整された石材などがある。 |
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